大貴族の長子カダイン→半身が斑(まだら)模様で生を受け、呪われし忌み子として幼き頃に捨てられた。以来森の奥深くで独りで暮らしてきた。
傭兵団の娼婦を母に持つゲツメ→内戦の終結と共に傭兵団を解体する際、口減らしのため奴隷商人へと引き渡しさ
れた。非人間的な扱いを受ける毎日だった。
カダインが薬草を売るため街に出たとき、奴隷売買所の裏手でゲツメを知る。ひと晩考え、翌日に手持ちの商品を全て現金に替え、彼を見た売買所に向かう……。
互いに愛を知らない独りと独りが、自然のなかで暮らしながら、やがて心を寄せ合うようになっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 02:04:27
31430文字
会話率:23%
【長編です!】
上杉潤は美しい男子中学生。彼には悪魔的な性癖があった。
彼の美貌に夢中になっている美少女・白井由紀を思いのままに操っては、不潔な中年男と売春をさせ、彼女が汚される様を愉しむ。唯一の親友である花井友哉(現在は不登校中)
の母・香澄を誘惑して性奴隷にし、二階で引きこもっている息子のことを意識させながら犯す……と、その行動は女性そのものへの嫌悪・怒りに裏付けられていた。
それには理由がある。
小学生時代、潤は両親がつけた女性家庭教師・道場紗枝のあまり美しさに魅了されたが、彼女こそ本当の悪魔だった。
まだ幼かった潤に芽生え始めたばかりの性欲を掻き立て、弄びながら、潤の父親さえもセックスの虜にする紗枝。紗枝のせいで潤の家庭は完全崩壊する。
それでも潤は紗枝から離れることができず、中学入学後もずっと紗枝の慰み者になり続けている。そこで快楽と引き換えに味わう屈辱と怒りが、潤を非人間的な行動に駆り立てていたのだ。
そんな屈折した行動でなんとか精神のバランスを保っていた潤だったが、ある日突然、紗枝はそんな潤の『最後の逃げ場所』にまで進出し、すべてを奪い始める……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-14 00:05:36
109616文字
会話率:28%
纐纈会の若手組員である良雄は闇金の回収業務を行っている。逃げた債権者の代わりにその息子、正一から回収しようとする良雄は彼を組に連れ帰るが、若頭である千葉に正一を対立する筆頭グループの若手有力者の暗殺者に仕立て上げろと命じられる。 渋々従う良
雄と、暗殺成功後は解放してもらえると覚悟を決める正一。根っからの裏社会の人間である良雄と一般人である正一はその日から兄弟の契りを交わす事となった。
■現代暴力団もの/一般人×暴力団組員×一般人 筆頭若頭×暴力団組員 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-28 07:56:23
1560122文字
会話率:20%