「――おれのことは信じられませんか」
「合意のないキスは、キスでもなんでもないわ」
「……紘花ちゃん。おれらが過ごしたあの激しい夜のことを、忘れたなんて言わせへんで?」
物語はいつでも誰かの知らないところでどこにでも起きている。
『恋は、やさしく』スピンオフ。熱愛に身を焦がすのは、なにもあの二人だけに限られない。
「……ま、その調子。きゃんきゃん吠えてるほうが、榎原くんらしくて可愛いよ」
本編よりもあの男は熱くそして甘めです。
■性描写の入る話には*マークをつけています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-07 06:00:00
150774文字
会話率:30%