珍しく雪が舞った日。仕事帰りの藤堂大地は、海を眺めながら思いふけっている青年と出会う。
青年の名前は優と言い、海を眺めながら涙を流していた。
そんな優が気になり、大地は声をかけるが、優は大地を冷たくあしらう。
だが大地はそんな優を怒ったり軽
蔑したりしなかった。
身寄りも家もない優を大地は自宅に招いた。
大地の中で優は昔の自分と似ている。だから放っておけなかった。
心に大きな傷を抱えた優。大地を過ごす事によってその心も徐々に癒えていくが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-18 10:49:23
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会話率:53%