シェンナには好きなひとがいる。王弟であるローゼルだ。目隠しをされ、夜ごと行われる閨の授業の教師が、優しく強引な彼であると確信している。しかし通っている学院では、幼馴染のライラスと婚約しているとまわりから思われており、ライラスのことが好きな友
人のカヤもそれを信じているようだった。ローゼルもまた己との年齢差から、シェンナがライラスのことを好きだと誤解しており、好意を匂わせても告白はしてこない。魔術師であるシェンナは己の開発した魔道具でローゼルに罠を張る。
「好きなひとを婚約破棄させるために必要な嘘」https://novel18.syosetu.com/n0052jh/に出てきたシェンナの話です。両方読んでいただくと補完できる部分もあるかと思います。J庭56で無配していました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 22:10:50
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会話率:27%