俺の名前は、三橋文太(みつはし ぶんた)。
とある地方の大地主の三男だ。
優秀でイケメンな兄たちとは違い、俺はとてもデブでブサイクで、実の母親からも避けられるほどだった。
少しでも状況を改善しようと勉強や運動を頑張り、日本で一番とされる大学
に入学しても、状況に変わりはなかった。
そんな俺が突然異世界に召喚され、魔王を倒すことに。
命がけだが、これを達成すれば俺も普通に女性と接することができるはず……。
だがその思惑は大きく外れ、異世界でも『オーク勇者』とあだ名をつけられ、本来仲間としてついて来るはずだったシーラ女王たちからも嫌われる始末だった。
どうにか単独で魔王を倒したあとも、わずかな褒美のみ与えられ、もうお前は用なしだからと追い出されようとした前の日の夜。
俺の枕元に、邪神のお使いが現れる。
「ねえ、そんな扱いを受けているのに、まだいい子を演じ続けて楽しいかい?」
邪神の使いの誘惑に乗り、俺はもう自分の好きに生きることに決めた。
まずは、巫女にして女王、姫騎士、もう一人の巫女にして聖女、見た目はロリ魔法使い。
いい子ぶったお前ら全員の処女を奪い、孕ませてから元の世界に凱旋してやる!
これは、その容姿のせいで女性に嫌われ続けた男がついに開き直り、好き勝手に生きていく様を記した物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-15 15:05:30
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会話率:41%