杜若響(かきつばたひびき)は激怒していた。彼が現在、プレイしている、乙女ゲームに対してだ。なぜかって?だって、ゲーム上に登場する自分の推しがあまりにも不憫すぎるから!響の推しは主人公のヒロインでも、攻略対象者たちでもない。彼の推しは…そう、
悪役令息だった───。自分の推しが酷い扱いを受け、不憫なENDを迎えることに嘆いた杜若響は悪役令息であるヴェリキュス・ロ・ラベリッタを救いたいと心から願う。その時、ゲーム画面に突如、【貴方には、ヴェリキュス・ロ・ラベリッタを救う覚悟はありますか?】と選択画面が現れて───?/こちら、連載版のプロローグと第1話部分を組み合わせた短編版になります。少しでも、楽しんでいただけましたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 18:00:00
9275文字
会話率:23%
■今回アップ「すぷりんぐぃず すぷりんぎん(現代英国/ベーカリー/移民/イースターの行事)」
家と音楽のレッスンと学校とベーカリー。この四つが少年の生活を形成する。今日は、彼にとって特別の日になるはずだったが、始まりは他の日とほとんど変わら
なかった。(文字数9999)
■前回アップ「BE 二度と会えなくていい(現代 死ネタ/鬱展開/幼馴染)」
ジェフは光り輝いていた。底辺の生活の中で、一番上に行けるはずの彼の隣は、いつもオレのものだった。(文字数8998)
こちらは、『It goes on』というタイトルで、続きを含む連載版あり。
◇一編の長さは、原稿用紙10枚以上10000文字以内。
タイトル前の「BE」は、バッドエンドや、ビターエンドの意味です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-26 06:00:00
65736文字
会話率:24%