平凡な二十六歳の会社員仁科莉子。彼女はある夜、冷蔵庫にあった栄養ドリンクを一気飲みして帰らぬ人となった。そして、目覚めると童話「白雪姫」の白雪姫になっていて――?!
白雪姫に生まれ変わっても好きな人を忘れられない莉子は、物語の王子様との結
婚を回避しようと、永遠に目覚めない眠りにつくための策を講じる。
だって嫌じゃない?
好きでもない人に処女を捧げるなんて――。
通りすがりの王子様には申し訳ないけれど、私はこの恋を大事にしたいの。
――の、はずが!
不運な人生を背負った善良な女性が、物語の中で幸せになるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-12 21:00:00
11696文字
会話率:39%
『通りすがりの王子』において、瑞穂が森羅に戻ることになった時、千速と約束を交わした夜の話。
最終更新:2015-12-01 01:09:14
2891文字
会話率:20%