オレとウチの猫が一緒に謎の部屋に閉じ込められて、約一ケ月。
ある日、猫がいなくなり、そこに代わりに女の子が寝ていた。
いわゆるゴスロリ服に身を包んだ、小学生くらいに見えるその少女は、ふわふわのウェーブ髪で、髪色がなんとなくウチの
猫を思わせるクリーム色。
どうやらウチの猫が変身したらしいんだ。
「うむ。 いかにも妾がシャケであるぞ」
シャケというのはウチの猫の名前で、なんか、この子は自分のことをお姫様と思ってるフシがある。
口調も妙に古めかしくて、語尾に「~じゃ」をつけて話す『のじゃロリ』娘。
その少女は身体を起こすと、ぐぅっと手を宙に突き上げ、細い体をしならせて伸びをした。
――うん。猫っぽい。
続いて、白い綺麗な歯並びをのぞかせ、大きなあくびをした。
――うん。それも猫っぽいね。
そして、足を頭に届かせようとして、変な恰好をし始めた。
「うぐぐ、届かぬ……」
――足で頭を掻くのは、さすがに無理だってば。
こうして始まった奇妙な共同生活。
でもここから出るためには、この子と『○○』しなくちゃならないんだよね。
するのか? オレ、この子と?
気ままで気まぐれな『のじゃロリ少女』とちょっと残念な『オレ』が紡ぐ、(エッチで)ハッピー(?)な(監禁)ライフストーリー。
※展開についてはキーワードを参照して、ご想像いただけると大体分かるかと思います。
※語尾に「~にゃ」とかついちゃう系のキャラは残念ながら登場しません。これは単に作者の趣味です。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-10 21:00:00
40950文字
会話率:26%