あぁ、良いことなんてこれっぽっちもなかったなぁ…私の人生、これで終わるのか。
虐待の末に母親に刺殺された少女の人生は終わりを迎えた…………はずだった。
気が付けば、異世界に転生?どうやら自分は疎まれているらしい。ちょっと待って、名前も付
けずに嫁がせるってどういうこと?!相手は20歳上の血濡れの虐殺皇帝?!
………いや、詰んだでしょう…私の人生。
人としての諸々が欠如した超ツンデレ皇帝(20歳)と、人並みの幸せすら掴めなかった前世を持つ不運系少女(0歳3ヶ月)の育児から始まる物語は、果たして恋愛になるのか?!虐殺皇帝がロリコン皇帝になるまで……の話かもしれない。
アルファポリスでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-31 09:00:00
992文字
会話率:10%
僕は新卒でN社に入社した。配属になった部署は男が多い。
9割は男だろうか。
新入社員の男はたいてい、この部署に配属される。
それ目的で、僕はN社の入社試験を受けた。
結果、内定をもらい、入社を決めた。
実は都市伝説のように母校で
噂されていた。
N社の男性社員はそっちの奴が多いと。
実際、噂のせいもあってか、新入社員の何人かは僕と同じ趣味なのが確認できた。
けれど……仲のいい友達はできても、好みのタイプはいなかった。
僕の好みだったのは2年先輩の後藤さんだった。
すらっとした体躯に小顔、都会的な顔立ちだが目の印象のせいだろうか。
どこか甘い顔立ちに思う。
最初の難関は、彼が会長の親族だった事だ。しかもそれだけではなく、仕事ができ、男にも女にもモテた。
高嶺の花ってやつだ。
さらには、女好きで、同性愛に偏見がある様子だった。
その様子を見て、僕は彼に嫌悪感を持つようになった。
だが、知ってしまう。
それは、彼自身の性癖を隠すための振る舞い、フェイクだったのだと。
けれど、キスをしても、両想いになっても、深い関係になっても、彼は僕との関係をカミングアウトするどころか、会社で無視し続けた。
カミングアウトしない事が原因となって、僕らはしょっちゅう喧嘩してしまう。
僕と彼とのいがみ愛はいつまで続くのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-22 16:45:02
63701文字
会話率:40%