漫画家の白石琴香は焦っていた。『先生の漫画は、えっちの熱とかときめきとか、臨場感が足りないんです』担当からのダメ出しが的を射すぎている…だって琴香は未経験、処女だ!熱ってなんだ、ときめきってなんだ。
このままでは職を失うかもしれないというと
きにあらわれた、元担当の鳴瀬祐希(少女漫画編集アラサー甘党男子)。
溺れる者はわらをも掴む。「鳴瀬さん、わたしにラブラブで濃厚で臨場感のあるえっちを教えてくれませんか…!」
最初はフリだけのつもりが、2人ともだんだん我慢できなくなってきて──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-17 13:44:29
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会話率:58%