複雑な家庭環境で育った朔也。中学に入り初めて親友と呼べる友達ができた。浩平といられればそれで良かった。浩平が全てだった。
家庭の事情で引っ越すことになった朔也。離れ離れになった二人は偶然にも12年ぶりに再会を果たす。
全く違った人生を歩んで
きた朔也と浩平。朔也は人には言えない仕事をして生計を立てていた。
あまりにも過酷な人生を歩んできた朔也に手を差し伸べようとする浩平は、朔也の甘い誘惑に堕ちていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 21:47:37
52258文字
会話率:53%
ココはダラスに住む22歳の女性。母を早くに亡くし父と兄の3人家族だ。ココはもうすぐ大学を卒業する。一緒にシェアハウスしている友達のエレンとマイアミにバカンスに出かけることに。だが前日になってエレンが急病で行けなくなる。ココはひとりで行くのを
嫌がったが、エレンから子供みたいだと言われ、ついひとりで楽しんでくると…バカンスに借りたコテージは目の前に白い砂浜と梅が広がっていた。だがココは一人では楽しくなかった。次の日の朝目が覚めると知らない男性が隣のベッドに寝ていた。ココはフライパンをもって男に声をかけた。男は隣のコテージにいるジャスティンだった。彼は前日ひどく酔っていてコテージを間違えたのだ。だが、いきなり起こされたジャスティンは何者かが自分のコテージに入ったと思いココを逆に捕まえる。そんな出会いからふたりは親密になっていく。だがジャスティンは急な仕事の呼び出しで帰ることになる。必ず連絡すると言われココは舞い上がる。
ダラスに帰った彼女はジャスティンの連絡を心待ちにするが、彼からしばらく連絡出来ないと…そんな時ココの会社が火災事故を起こし大変なことになる。ココは兄を亡くし父も倒れる。そんな時ベルナンドという男性から会社の救済を申し出られる。だが、彼の条件はココとの結婚だった。
ココは、とうとうジャスティンの働いていると聞いていた会社を訪ねる。だが、そこに彼はいなかった。悲観に暮れココはベルナンドと結婚してしまう。
ジャスティンは帰って来て驚く。失意の底、彼女が結婚していたショックで彼は潜入捜査をすることに、コロンビアで麻薬カルテルのグループに入り込んだ彼が、リーダーの知り合いの家で見たのは、あまりにも変わってしまったココの姿だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-24 06:26:43
116896文字
会話率:27%