「私の秘密を教えてあげます」
そう言って、目の前の美しい男はミルクチョコレートのような肌をあらわにした。
お気に入りのコーヒーショップで、バイトとして働く留学生のシャザと付き合い始めた俺。穏やかで優しい付き合いはとても幸せで癒やされるけれ
ど、一向に先に進まない関係を不思議に思ってもいた。
そんなとき、ふとした拍子にシャザが見せた異様な興奮。そして、彼は隠していたある秘密を告白してきたのだった。
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コオリ様主催の「触手図鑑」というアンソロジーに寄稿させていただいていたものです。ハシミミシャコウにひき続き、これもとても楽しくノリノリで書いた。ほんと楽しかった。
前後編です。
どうかどなたか、楽しんでいただけますようにー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 01:00:00
11313文字
会話率:24%
海洋生物学者のファニートは、クラゲの生態について長年こつこつと研究していた。しかしいくら頑張っても、ファニートの地味な研究では研究費を削られていくばかりで。
そんなある日、海で新種の巨大触手生物と出会ったファニートは、危険を顧みず、未記載種
の学術論文を発表するという欲にとらわれてしまう。
巨大触手生物は人を恐れる様子もなくファニートに懐き、ファニートもこの生物に『 F-エフ-』と名付け、毎日のように共に泳いだ。
こうして二人は心を通わせていたかに思えたのだが――。
超えられない種族の壁。意思疎通の齟齬による悲劇の短編です。
触手が人間と暮らす世界がテーマの『触手と暮らすアンソロジー・触手図鑑』に寄稿していた「海の中の危険な触手」
ほの暗いお話がお好きな方へ、どうぞお楽しみください。
全四話。完結まで予約投稿済みです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-12 18:00:00
9686文字
会話率:0%
大学入学。初めての一人暮らし。
とにかくお金がなかった南出 基也(みなみで もとや)は、とある格安アパートの一室で暮らすことになった。そのアパートは訳ありで、――出たのだ。
何がって? それは透明で、不埒なマネをしてくる幽霊……ではなく、
透明な触手だった!?
100%ハピエン胸キュンアホエロコメディー。
クマさんみたいな獣医師(かわいいもの好き) × 純粋ピュアな大学生。
ちょっぴりエッチな触手(ペット) は、恋のキューピッドです。頭を空っぽにしてお楽しみください。
触手が人間と一緒に暮らしている世界観のお話を集めた『触手と暮らすアンソロジー・触手図鑑』に寄稿していた短編です。
全5話。最終話まで予約投稿済みです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-07 18:00:00
22710文字
会話率:21%