良妻賢母育成基本法――通称絶頂禁止法の下でオナニーを行った女性を収監し更生させる施設、良妻賢母再訓練所。この施設での三週間に渡る調教を終えてもなおオナニーの快感を忘れられない痴女は残念ながら存在する。間瀬千里もその一人だ。
己の淫乱さを
反省することなく、未だ自分の指で浅ましく絶頂を得つづける再犯者のみを集めて“再”再教育を施すための施設が良妻賢母特別再訓練所だ。
本作品は「女性の絶頂が禁止された世界での調教生活」(https://novel18.syosetu.com/n3452gu/)「管理される悦びーー良妻賢母再訓練所の問題児ーー」(https://novel18.syosetu.com/n6285hn/)と同シリーズとなっております。合わせてお読みいただけると更に楽しめると思います。
この小説はpixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 21:28:19
38556文字
会話率:62%
「大渡くん、だっけ? 母さん的には、あの子はNGかな……」
良妻賢母を体現したように穏やかで、決して人のことを悪く言うことがない母さんが初めて特定の人物を名指しで拒絶した。
大渡というのは俺が高校2年生になって仲良くなったクラスメイト―
―身長160センチにも満たない小柄な体型に、性格は明るくて陽気でユーモアに溢れ、弄られることで輝くクラスのムードメーカー的存在。
マザコン気質である俺は母さんに押し寄せる障壁を排除しようと奮闘するが、そんな気合いに反し、その言葉以降は母さんが大渡のことを悪く言うことはない。
そもそも、家に遊びに来た時に少し挨拶するだけの関係なので、きっとあの言葉は母さんの勘違いか解決した問題なのだろうって、そこまで深く考えないようにした。
しかし、過ぎてから考えると、母さんが発したその一言が全ての事象の始まりを暗示していたのかもしれない。
☆この作品は息子視点で進む【表side】とその裏で起こっている出来事を書く【裏side】の2パターンによって展開されます。初めての試みなので上手くいくかわかりませんが、良ければ読んでください。
☆掲載初月の月間ランキングは87位。Twitter「赤い蝋燭@ノクターンノベルズ」でこれまで読んだオススメの作品や好きな作家さん、これまでに書いた作品の話などをしていますので、良ければ覗いてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-01 08:11:22
312184文字
会話率:45%