「ママはね、本当はこの世界の人間じゃないの。異世界から来たの。そこは魔術なんてものはなくて、ニホンという国で暮らしていたんだよ…」小さい頃、死んだ母から繰り返し聞いた異世界転移のお話…ノエル・リンデジャックの母、楠木カレンは、20歳の時に、
突然この国に迷い込んだ転生者で、聖女だった。魔術の力を借りて生活するするパラビナ国では、強い魔法を使うことにより発生する病魔ストレスに悩まされていた。異世界から偶然転移した者は、パラビナの国住人とは異なる能力を持っており、病魔ストレスを癒す特別な力を有する聖女や聖人として保護され重用される。ただ、ノエルの母カレンは聖女として保護され管理される生活を厭い、魔物討伐中に起こった事故で自身を死んだと見せかけ、王家から逃れ人知れず男の子(ノエル)を出産した。聖女の息子であることは秘匿とし、病魔ウィルスが蔓延するパラビナの国で、治療や回復薬の研究に専念したいノエルが選んだ職業は治療士だった。魔物討伐の現場では、ストレスの治療に治療師がその身を差し出して行う魔力の交換(体液の交換)を行うことがあり、治療師は男娼と蔑まれる職業でもあった。しかし、ノエルには治療士になりたい理由があった。長年離島で暮らし、世間知らずな新人治療士ノエルをほっとけないとばかりに、構い、溺愛する魔術騎士や魔術士たち…深窓の麗人と噂されるノエルの予測不能な行動に振り回される騎士や魔術士は、最初は物珍しさ、時には不信感を頂きつつも熱心に治療に打ち込むノエルの姿から目を離せなくなる。愛に鈍感な受け、最終的には受けを溺愛する攻めたちが互いに牽制し合いながらも受けに真っ直ぐな愛情を示す。鈍感な受け、最終的には受けを溺愛する攻めたちが互いに牽制し合いながらも受けに真っ直ぐな愛情を示す。※総受け※総愛され※逆ハーレム※溺愛※執着※複数プレイあり※職業としての性行為もあります※魔物討伐や陰謀により一部暴力的な描写もあります※前述したキーワードに地雷がある方はご注意ください。作者自身が大好きな逆ハーレムBLファンタジーになる予定?です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 11:44:18
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