新米騎士クリスはひょんなことから、教団の象徴であり、アイドルとしても活躍中の聖女マリアの専属近衛騎士に任命されてしまう。マリアの他、同じ近衛騎士の少女ミリーや、金髪褐色メイドのバレッタらと共に生活する中、時に淫らな行為に興じながらも、クリス
は次第にマリアを取り巻く因縁に巻き込まれていく。
【1/11更新:第十一章あらすじ】ウォルト市街を進攻するガレオン一家を止めるため、アイリスら戦闘侍女部隊と王国軍による作戦が開始される。しかし魔族の戦士の力は凄まじく、戦況は思わしくない。そこへ駆けつける聖剣騎士。果たして戦いの行方は、そしてマリアの公演は無事終演を迎えられるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 00:00:00
888725文字
会話率:55%
かつての救世の英雄、アルヴィオン王国の聖騎士であったラウルは、燻り続ける違和感を拭えずにいた。仲間と三人で世界を破滅させる魔導師ベリウスを討伐し、自ら望んで公爵の地位と黒髪の王女を手に入れたはずだった。しかし今の彼には、あれほど望んだ地位も
、王女の降嫁も、なにもかもが他人事のように思える。欲しかったものは、もっと別のなにか。妻となった王女を抱きながらも、心は別の面影を追い求めていた。――実は粗略に扱っている王女こそが愛した女性だと忘れているラウルと、彼が望むものになりたかった少女のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-03 11:49:54
41339文字
会話率:45%