かつて大豪邸の庭の奥にあった土蔵には、美しい少年が閉じ込められていた。少年は誰にも話しかけられることなく、忘れ去られたようにただ時間だけが過ぎていく。どれほどの時間が経っただろうか。あたりに線香の匂いが漂い始めるお盆の時期に、一人の青年が土
蔵の前に立った。その青年は土蔵の中に向かって、少年の名を呼ぶ――。※他サイトにも掲載
[青年 × 閉じ込められた少年 / BL / R18]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-21 10:00:00
28994文字
会話率:36%
俺の父の話をしようと思う。
俺を育ててくれた父の話を、すこしだけ聞いてほしい。
最終更新:2015-11-26 23:41:34
10020文字
会話率:23%