17歳の誕生日を友人に祝われた帰り道、突如として漆黒の輪にのみ込まれた誠士郎はいつのまにか世界を渡ってしまっていた。魔法使いのルフィシアンに保護されることになったが、彼とは言葉も通じず、どうにか絵や身振り手振りで意思疎通をして、次の満月の夜
に元の世界に戻れることができることが判明する。それまでルフィシアンのもとで居候をすることになった誠士郎は、言葉が伝わらないなりに交流をしていくが――世界が違うふたりの話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-06 20:00:00
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会話率:36%