喋って歩くタヌキのアラシと、そんなアラシを溺愛する将軍家の不良息子セキの日常ともふもふな話。
ネネリ族──見た目はタヌキだが喋って歩く──のアラシは、集落の皆の期待を背負って一人都会の学校へとやってきた。満足な医療技術を持たぬ集落のため、
医術士の資格を取ろうと毎日勉学に勤しんでいた。
資格を取ること、人間の友達を作ることを目標にしていたが、周りは姿形の違う自分を遠巻きに見るばかり。誰とも仲良くなれないまま日々は過ぎた。
そんなある日、アラシは一人の人間と出会う。
美形×タヌキです。
※今は人間になれませんがいずれ変化できるようになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-11 16:05:40
39106文字
会話率:35%