【2022.4~番外編完結】クソ真面目僧侶(息子)×渋ワル住職(義父で師僧)
「ボーズ(坊主)・ミーツ・ボーズ」 愛しいってこういうことさ。
◆ とある寺のうじゃじゃけた御院家《ごいんげ》さんと、その息子の石頭坊主、俊秀《しゅんえい》(た
だし、ワケあり)との、ガチバトルロワイヤル禁断のあれこれ(主に後半)
◆ 御院家さん(=住職さん)
東京で有名ゲーム会社の企画者として超多忙な生活をおくっていた俊之は、仕事を辞めて故郷に戻り、生まれ育った実家の寺で、僧侶「俊秀」としての暮らしを始めていた。
俊秀の母親はとうに亡く、父ひとり子ひとり。
「いずれは自分が寺を継ぐのだ」ということは、俊秀の中では、幼い頃から、ごく当然のことだったが、父親である寺の御院家《ごいんげ》の方は、俊秀が寺を継ぐことなど、ハナから期待していない様子。
それに、そもそもがこの御院家、どうにも飄々としてつかみどころがなく、真面目坊主の俊秀の「石頭ぶり」を、からかっておちょくってばかり。
そして俊秀が、こうも生真面目に寺を継ごうと思い定めるのには、ある事情があって――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-09 14:02:28
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