灰島雪人には美しい同居人がいる。
彼がいきなり自分の部屋に転がり込んできたのは、
疲労困憊の毎日に心も体も崩れ落ちそうになっていた時のこと。
突然現れた彼は、昔と同様に「よう」と片手を挙げて小さく笑った。
「なぁ、しばらくお前んち泊めてく
んない?」
このしばらくが、その後ずっとに変わり、雪人の生活も人生も変えることになる。
雪人はこの美しい同居人に密かな恋愛感情抱いていた。
二人の生活は表面上、穏やかに過ぎていく。
だが、同居人のかかりつけ医が倒れた時から歯車は狂い出した―。
————なぁ、お前はいったい何者なんだ…?
彼の秘密を知ろうとしてから、雪人の生活は一変した。
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固定カプですが、間でパートナー以外との関係もあります。
2020.8.8~8.28まで毎日1話ずつ18:00に投稿。
最後の3話は29日12時頃に投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-29 12:00:00
88116文字
会話率:26%