元子爵令嬢のプリシラは、労働者階級の子供たちが通う学校の教師をしていた。ある日領主ブラックバーン侯爵が、従兄と暮らす屋敷を訪れると知らされる。侯爵が長年探し求めていた「何か」が従兄の持つ希少な本に記されているのではないかというのだ。
決し
て人前に姿を現さないことで知られる侯爵だ。プリシラは戸惑いながらも失礼のないよう精いっぱい出迎えの準備をするが、彼女を一目見るなり侯爵の態度が一変して……
愛しい人を死なせてしまった絶望に自らを呪い、闇を彷徨い続けた孤独なヴァンパイアの王が、生まれ変わった恋人とふたたび出会い愛し合うことで癒されていく物語。
※アルファポリスにも投稿しています
※残酷描写・R表現は予告なく入りますのでご注意ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 11:00:02
111490文字
会話率:46%