庭園隠者…富裕層や貴族が敷地内に寂れた住まいを用意し、そこに住まわせた隠者。
彼らから助言を受けたり物語を語らせたり、彼らが住む様子を観賞したりと、いわゆる生きた庭園装飾(な、はず)
女王クローディアは二十五になっても配偶者を決めない。
「
王位は異母弟に継がせるから問題ない。というか夫なんて面倒な存在は欲しくない」
将来は好きなパンやお菓子を焼けるようになって、幼なじみの庭園隠者のようにのんびり自由に生きるのだ。
今日も今日とて庭園隠者――デュークの小屋に遊びに来たのだけれど、
そこで隠してあった酒をうっかり飲んでしまったところ、急激に体が熱くなって――
「デュークの身体に触れたいと思ってるんだ。おかしいだろう? 今までお前に触れたいと思ったことなど一度も無いのに」
「……汚いもののような言い方で何気に傷つきます」
男勝りな女王と、敬虔(という設定)なはずの庭園隠者との素直になれない恋愛模様。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-26 21:43:53
111671文字
会話率:37%
2022年4月21日、クリーク・アンド・リバー社 アマゾナイトノベルズさまより電子書籍化されました。
イラストは海月あると先生です。
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宮本笙子。
間もなくアラフォー。だけど独身、彼氏なしと社内で評判のお局さま。
三
年前に購入したお一人さま用マンションで、寂しく暮らしているという噂のはずが……?
(株)ISHIKAWAで働く経理の宮本さんと、システム部の西城くんの、大人の恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-05 00:31:32
89603文字
会話率:44%
大学時代から付き合っていた年上の彼、大好きだし一緒にいたいけど結婚はしたくない。けれど、彼のほうは彼女と結婚をしたいと考えている。結局彼女のきっかけにより、彼から別れを告げられて4年後共通の友人の結婚式の二次会で再会をして…
最終更新:2015-03-29 01:24:43
10159文字
会話率:39%