ここは、紅い港。
海運王『紅虎(ホンフゥ)』と呼ばれる主に仕える、有能な執事兼秘書の雪は、主である秀の言伝を持ち、とある商談先へと向った。
商談相手の紳士が指定したのは、自らが経営する高級ナイトクラブだった。
だが、その煙草の仕入の商
談自体が、何とか雪を手に入れ、秀へ一矢報いたいと願う男の罠だったのだ。
そうとも知らず、雪はその酒楼へと監禁されてしまう。
いつまでも懐柔しない雪に待っていたのは、
その酒楼での筆舌に尽くし難い陵辱だった。
その上、その酒楼の主は秀さえも亡き者にしようと企んだ。
企ては失敗に終ったが、それは雪の反抗心を折るには十分過ぎる出来事だった。
それ以来、雪は生すらも諦め、客を取るようになる……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-03 23:54:41
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会話率:29%