わたしは童殿上をして幼い東宮さまに仕え、宮中で「やまぶきの君」と呼ばれている。ある朝、二通の文(ふみ)を拾ってから、災難に巻き込まれるようになった。どうして?
やまぶきの君の初恋、『やまぶき君の災難』
やまぶきの君の親友で笑わないことで
有名な、あずさの君の話、『あずさ君の初恋』
帝の乳兄弟・信春の遅い初恋、『埋火(うずみび)』
やまぶきの君の乳兄弟・守光の危険な恋、『書物と刀』
成長していく過程で恋人と疎遠となってしまった、やまぶき君のその後、『恋の成就の、そのあとで』
周囲の人たちの話、5編、『拾遺』
(時代背景は、平安時代中期。歴史用語の説明部分は、読み飛ばして下さってもいいです)
・不定期更新です。
・戦闘・殺人・死体遺棄・暗殺未遂・幼児虐待等の描写がありますので、苦手な方はご注意ください。
・性描写等がある話には、*をつけています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 14:56:43
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会話率:37%