成人王族の仲間入りを前に閨教育を受けていた王太子妃・レティシア(17歳)は、後背位で性交する男女を描いた挿絵に強い衝撃を受け、夫に浮気をされた前世が蘇る。
以前のレティシアは自己主張の少ない従順な女性で、他に愛する女性がいる夫・王太子のク
ロードに恋していたが、新生レティシアはひと味違う。
「言いたいことは主張するし、心のままに生きるんだから!」
さりげなく夫の想い人へ妃教育を施し白い結婚を理由に離縁しようと画策するレティシアだったが、側妃の登場、さらには王家の秘められた慣習に運命を翻弄されていくのだった。
※この作品は、アルファポリスにも掲載しています。
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95781文字
会話率:53%