かつて霊樹の力で魔力に満ちた世界だったはずの人間界は約300年前に
その根源である霊樹を失い、刻々と世界そのものが枯れ始めていた。
このお話はそんな何かが枯れかけた世界で出会った天使と悪魔の日常を描いたもの。
人間界の秩序を守るという大義
名分を振るう天使と、
自分の欲望を満たすために人間界へ出てみたい悪魔と。
いがみ合う事と、手を取り合う事と。
本来共にある事がいびつな彼らの日常の中の非日常をただ綴った、
それぞれの記憶の物語。
※それなりの描写はありますが、基本的に真面目なファンタジーを目指しています。
また、あくまで「日常」をテーマにしていますので戦闘シーンは少なめです。
※料理名・食材名について
架空の世界の物語ではありますが、料理名までオリジナルで全て付けてしまうと
説明が煩雑(無駄に長くなる)かつイメージが伝わりづらくなる傾向があるため、
ある程度の名称は現実の物を引っ張ってきています。
尚、「オリジナルでつける必要があるもの」に関しては架空の名称を用いています。
少々ややこしいこと(世間的には文章力がないとも言う)になっておりますが、
何卒ご理解いただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-31 00:00:00
1675735文字
会話率:76%