「神子を我が妃に迎えたい」敵国の皇帝の一言で、私は弟の身代わりに差し出された。
ユ―フラ神聖王国にはユタハの神に仕える神子がいる。光である神子には必ず、俗世の穢れや災厄を身に受ける影神子が存在した。双子の兄王子として生まれた私は、ずっと弟の
影として王宮で秘匿されて育ち、外へ出ることは許されなかった。エルドアートの戦神と呼ばれた皇帝が弟を妃にと望むまでは。弟と別れて向かったのは、皇帝の待つ堅牢な城だった。
大陸統一を望む皇帝×影神子
◆『美貌の奴隷騎士は振り向かない』https://novel18.syosetu.com/n0599ioと同一世界になりますので、シリーズにしました。時系列は『奴隷騎士』→『戦神皇帝』の順です。
◆身代わりBLアンソロジー(2023年9月)寄稿作品。改稿済み。
2024.7.9 日間総合1位&短編1位 ありがとうございました!
エブリスタ(2024.7.15~)にも投稿しています。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 19:10:00
15923文字
会話率:52%