砂漠の宮殿で働く下男のマハールはある日、不審で不遜な男と出会う。
その男は城に出入りする商人だと言うが何も手には無く、出会う度に何くれとなくマハールに構ってくるのだった。
国王ギルガの誕生日の日、饗宴の席で初めて王の顔を見たマハールは
驚く。王はあの商人だった。
一番身分の低い側室としてハーレムに迎え入れられたマハールだったが、持ち前の跳ねっ返り具合で周囲を驚かせ……
※沢山の方に読んでいただきありがとうございます。
今更ですが、後日談を追加しましたので、よろしければお楽しみください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-30 14:25:56
34556文字
会話率:40%