大陸北部の国・クベラの若き女王であるサヴィトリには悩みがあった。
四人の男性から愛の告白をされたが、どうしても一人に選びきれない。
苦心の末、サヴィトリはある結論へと至った。
「四人全員平等に好きなので、いっそシフト制で付き合おう」
四人全
員が不満を感じないくらいに愛を示せば、この無茶苦茶な提案も成り立つのではないか。
その仮説を立証すべく、四人を呼び出しシフト制恋人について説明すると……。
というのが市井でまことしやかに囁かれている下世話な噂話だ。
噂話自体もある程度真実ではあるが、それとは別にサヴィトリには思惑があった。
禁中には若輩の女王を排除・傀儡化しようとする者達がいる。
そんな獅子身中の虫をあぶり出すため、色に溺れ狂った振りをし、油断を誘う――
基本的には主人公が理不尽に溺愛される逆ハーラブコメです。
・SMリバーシブルな変態女装美人補佐官
・ロリコン疑惑のある、執着やや病みショタおじ術士
・剣豪で酒豪で性豪だけど四則演算ができない部隊長
・料理が得意で空気と同化することができる地味系近衛兵
といった性癖・属性の違う四人の残念イケメンと様々なシチュエーションでいちゃこらするお話……の予定。
※性的描写を含む部分には★が付きます。
※なんちゃってファンタジーのため、メートル法や日本料理や地球由来の物が節操なく出てきます。
※なろうの方に同一主人公の作品がありますが、今作とは世界線が異なります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 22:20:00
75968文字
会話率:40%
私は王として、国の頂点に立つ存在である。夫は軍部の人間で、私が決して好きになってはいけない人。自分の気持ちを必死に隠しているレイチェルは、今、ひたすらタイムリミットを待ち続けていた。
「どうかこの気持ちが溢れてしまう前に。」
政略で結ばれた
女王と副将軍の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-01 03:06:58
91665文字
会話率:24%