伯爵家に生まれたシエナは、亡き母の紹介で知り合ったアランを専属護衛騎士として従えていた。
時折泣かされることはあったものの、どんな態度で接してもほとんど表情を変えないアランに、シエナは主従関係を利用して好き勝手に彼を扱っていた。
しかし、
その関係も長くは続かなかった。父の命令によってシエナは侯爵家の子息との結婚が決められ、アランは護衛騎士の座を降ろされてしまう。どうにか反対しようとしたシエナだったが、アランは「どうかお幸せに」と最後に一言だけ残して屋敷を去ってしまった。
その数年後、シエナの家は没落した。当初通う予定だった学園にすら入学できなくなり、地位と名誉はもちろん、家族を失い、婚約者にも見捨てられた彼女は夜逃げを図ろうとするも、数年振りに再会したあの男が行く手を阻む。
「貴女に逃げ場所はありませんよ。シエナ嬢」
箱入り娘だった泣き虫お嬢様が、無愛想の面を被った拗らせ(ムッツリ)騎士に捕まって主従逆転されてしまい、護衛という名の下僕として世話を焼いたり焼かれてしまったりするお話。
※性描写がある回に関しては(※)をつけます。
※アルファポリス様にて先行投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-07 00:02:56
52276文字
会話率:45%
見合い結婚をすることになった二人が、すれ違ったり子育てに奮闘したりしながら幸せになっていく話です。
【注意】独自のオメガバース設定が山盛りです。
【注意】R18描写がある話には♡表記があります。(♡喘ぎはしていません)
【注意】タグの溺愛
、甘々は後半になってからです。(第三章以降になります)
※誤字報告ありがとうございます。お手数おかけして申し訳ありません。助かっています。
※この作品はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-30 22:00:00
93255文字
会話率:41%
リリアーナは手紙の向こうのまだ見ぬ彼に恋している。しかし、彼は姉の婚約者。手紙の中は彼から姉への愛で溢れている。そんな中、何が起きたかリリアーナは姉に代わり憧れの彼と結婚することに。リリアーナはまだ見ぬ彼と幸せな結婚が出来るのか?*本編完結
しております。今後、続編・番外編追加予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-03 21:08:21
30073文字
会話率:45%