「敬愛するメルヴィン様、殺しの時間でございます」
第二王子メルヴィン専属のメイドとして溺愛されているエレノアは、時空間ごと巻き戻された現世でやり直していることに気付いてしまう。彼女は黒猫の生まれ変わりであり、前世で傾国級の美貌を持つメルヴ
ィンが意図せず国を滅ぼしてしまった場面を目撃していたのだ。
安定したグラニウム王国を守るという使命感で、メルヴィンが25歳を迎えるまでに殺害すると決意するが───深い愛と裏切りの行方とは?
「かわいいエルになら、僕は喜んで殺されるよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 13:10:14
16820文字
会話率:50%