城に仕えるメイドのアンジュの悩みは、胸が大きいこと。真面目な性格なのに、なぜか派手にみられがちで、男性の同僚からは性の対象に見られ、女性の同僚たちからは敵視され、孤立してしまっていた。
そんなある日、貴族のおじさんから、暗がりに引きずり
込まれたアンジュ。危機一髪のところで彼女を助けてくれたのは、貴族騎士で名高い公爵のヴォルフ様。剣の守護者の異名を持つ彼に、その場で告白されたアンジュ。
徐々に仲を深めていく二人。
だが、そんなある日、綺麗な令嬢とヴォルフが「アンジュとヴォルフが仲良くなるかどうか賭けをしていた」という話をしながら、キスをしようとしている現場を、アンジュは目撃してしまい――?
※2023/9/8~アルファポリス様に転載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-14 21:33:07
8058文字
会話率:27%
その蜜を啜れば恩恵を得られるという、不思議な伝承が残っている花族の少女、フリージア。彼女は今日も一人、自分しかいない深き森の中で大切な花たちと共に暮らす――のだが。ふと、香ったのは血の匂い。その匂いに導かれる先で彼女が見たのは―――彼女を守
るために存在したという、森の番人と言う人の存在だった。 // 前半少女、後半青年視点になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-10 17:08:47
9367文字
会話率:50%