皆さんは物語に疑念をおぼえたことはありませんか?
偉大なるアンデルセン氏の『人魚姫』。
『どうして○○は××しなかったのだろう?』
『△△は××をどうしたのか?』
などなどと、初めて読んだ時からずーっと不思議に感じていたことを、おさめたくて
書きました。
このお話の主人公は姫が恋した王子さま。
イケメンでナイーブそうな夢想家で、だけどちょっと頼りない――
こういう人じゃないかなと自分勝手に解釈し、二十年ほど歳をとらせて人魚姫の弟をオリキャラとしてからませた、スピンオフ後日譚にあたります。
一度トライしてみたかった、内容スケスケ長タイトル。
夏らしく海を主な舞台とし、若干のホラーテイストを含みます。
奇想の世界を楽しんでいただけたらと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 23:29:08
29683文字
会話率:29%