幼くして両親を亡くした雪乃は、遠縁で幼馴染の清隆と結婚する。だが、貧しさ故に清隆は兵士となって村を出てしまう。
待っていろと言われて三年。ようやく帰って来る彼は、旧藩主の娘に気に入られ、村のために彼女と祝言を挙げることになったという。
雪乃は村長から別れるように説得されるが、諦めきれず機織りをしながら待っていた。ようやく決心して村を出ようとすると村長の息子に襲われかけ――
*和風、ほんわり大正時代をイメージした作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 20:00:00
10137文字
会話率:48%
安城(旧姓:蕪木)由紀子は29歳、働き盛りの編集者。ワケあって契約結婚した夫・安城透からは一方的に甘やかされてばかりで、セックスも由紀子だけが気持ちよくさせられ、透が射さずに終わるのが常だった。そんな関係に焦りと物足りなさを感じていた由紀子
。しかし、とある校了明けの昼下がり――彼が大真面目な顔で宣言した。
「今から僕たちは温泉旅行に行きます」
……今日って平日ですよね? 仕事は? っていうかそもそも私たち、契約結婚でしたよね……!?
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※オパール文庫様よりタイトル新たに書籍化いただけることになりました!2019年7月4日発売予定です。読んでくださった方、本当にありがとうございます……!(.. *)
書籍では子どもを授かったあとの2人の後日談を書かせていただきました!詳細はページ下部のリンク『最近のお知らせ』にて随時更新してまいります。篁ふみ先生のイラストが本当に美麗ですので、よろしければそちらもお楽しみください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-19 22:14:14
104724文字
会話率:47%