篠井が、死んだ。
――その実感が無いままに、水守は葬儀の席についていた。
水守と篠井の関係は高校二年生の夏の大会から始まった。篠井に対して反発しか覚えなかった水守。交流を続けるうちに反発も無くなり、むしろ親友のように思えるようになったある
とき、篠井からの好意に気づく。
その好意は、恋愛感情なのか?
そして水守の篠井へと向かう気持ちは、恋愛感情なのだろうか?
たとえそうだとしても、水守は篠井と親友でいたかった。気づかない振りで日々を過ごしたが、悲しい別れが訪れる。
※本編はR15相当です。※死ネタですがハピエンです。閲覧は自己責任でお願いします。※二次創作の同人誌にした作品をオリジナルで改稿しています。元の二次作品はサイト掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-30 19:00:00
56334文字
会話率:29%