ハーイルは生まれた時より膨大な魔力を秘めていたため、父親と父親の友人によって封印を施された。しかし、その代償としてハーイルは世界の色を全て無くしてしまった。
ある日、魔獣討伐に出掛けた父親が瀕死の重傷で帰ってくる。彼は封印を解くために王都へ
行き、魔法学校に入学しろ、という言葉を最後に天国へと旅立っていった。ハーイルは父親の言葉を胸に魔法学校入学を決意し、少量の荷物と従者を1人連れて長い長い旅に出掛けた。
王都の寮に住み、たくさんのことを経験する中で1人の青年に会う。彼のことを知っていくうちに、いつしか恋心が芽生え始めた。そしてーーーーーーー、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-21 19:09:05
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会話率:22%