身体の変調と言っては語弊があるかもしれない。
が、良いも悪いもそれまで五十年近く慣れ親しんだ身体感覚とはどこかが違う、まるで自分ではなく見知らぬ他人が体の中に侵入して来たような感覚に戸田由美子は戸惑っていた。
痛いというのではない。
辛いというのも異なる。
強いて言えば甘やかで発酵したような感じなのだが、遠い思春期に味わったような大きな精神変化を伴う身体の次ステップへの跳躍とも、その感覚は異なっていた。
これが更年期障害というものだろうか、と由美子は自問した。
由美子自身は四十を過ぎ、五十にあと一年と迫る年齢になるまで、明確にそうだとわかる体調および精神変化を体験していない。
だからまずまず平穏なうちに閉経を迎えられそうだと思っていたが、そうは言っても身体全体から水気が失われた感覚はある。
……と同時に脂が抜けて身体が外側から欠けてゆく、内側からは張りが失われてゆく感覚はある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 08:05:25
29934文字
会話率:17%
国を追われた悪の大臣が崖から転落してしまい、落ちた先の蟻塚で強引に女王さま(おっさん)として持て囃されるという蟻×更年期の高飛車なおっさんの不本意ハーレム物語です。
攻めは腹黒、気弱、体育会系、チャラ男、健気、俺様の六人で全員年下の若い雄で
す。虫姦ではないです。
pixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 20:00:00
145517文字
会話率:38%
「すきにして2」あらすじ
阿部課長が消えた。
女装に目覚めた課長が姿をくらましたのだ。
山中雅は、栗田部長にどう報告しようか考える。
課長がゲイでマゾで女装をしてみたら、本来の自分を見つけ、自分探しの旅に出たとは、とても報告できないと思う
のである。
まともに話をしたとところで信じてもらえるはずがないと雅は思うのだ。
報告に困った雅は、「至急の調査で課長は出かけた」と部長に伝えることにした。
しかし、部長にその報告をしているうち新たな事実が判明した。
なんと、栗田部長と阿部課長が付き合っていたことがわかったのだ。
次から次へと明らかになる衝撃の事実に雅は愕然とする。
体も心も疲れ果ててしまったのだ。
気を取り直した雅は、昔から知り合いの梅安治療院に出かけることにした。
マッサージを受けることにしたのだ。
梅安に案内され待合室で待っていた雅は、そこで衝撃のマッサージに出くわした。
更年期を迎えエストロゲンの枯渇しそうなマダムの要望に応え、梅安が女性ホルモン回復の施術を行っていたのである。
雅の想像をはるかに超えた施術で、マダムはしっかりと潤いのある肌を取り戻した。ご満悦なマダムの様子に、雅は、ハタと気が付いた。
これを利用すれば、課長の頭に髪の毛を取り戻せるのではないかと考えたのである。
アイデアを梅安に説明すると「それはうまくいくかもしれない」とのってきた。
結果、阿部課長、山中雅、根本純、中川ネネが梅安治療院に集まり、梅安の施術のもと、課長に女性ホルモンを活性化させる実験をしてみようとなったのだ。
実験の日がやってきた。
女装で現れた課長の体を女性ホルモンで潤わせようと梅安の壮絶な施術が始まった。男性を女性ホルモンで潤わせるのだ。
施術は困難を極めた。
全員が一つになり、ワンチームで施術を行うのだが、あまりにも破廉恥な結果となってしまうのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 17:18:10
14841文字
会話率:43%
そろそろ更年期なヒロインが、自分のこどもだと言ってもおかしくない年齢のヒーロー(熟女好き)に、好き好き言われて丸め込まれる話。ハッピーエンドのラブコメディです。
最終更新:2023-08-27 08:38:56
75287文字
会話率:27%
中年まで処女をこじらせたあたしは更年期になって。
子供を産めなくなったのに絶望して。
ストレス発散のために暴食をしたツケは心臓発作だった。
気がついたらファンタジー世界の赤ちゃんとなって産まれて
処女をこじらせちゃってたせいかスキルもそん
なのが多くって
❓は微えっち ⭕はえっちです
☆ ☆ ☆ ☆
いままで書いてたのって同じようなのだなぁっておもって。
気分転換に転生もののテストです。
ファンタジーを書くのもはじめていつまで続くかなあ
なまあったかい目で見ていただけると幸いです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-09 11:13:58
198405文字
会話率:40%
普通の主婦 ゆり子
40代後半 様々な悩みを抱え
人生このままでいいのか…
でも私なんて…仕方ない あきらめていた
その時 超年下の男性から思いがけないアプローチ
迷いながらもその一途な愛情表現に次第に惹かれてしまう
最終更新:2020-05-30 21:44:13
1594文字
会話率:64%
仁科知代子は五十二歳、百貨店婦人服の営業促進部の中間管理職である。五歳下の夫は、その端正なルックスで同百貨店の外商部で顧客のマダムたちに絶大なる人気を博していたが、百貨店で一二を争うVIP顧客の出戻り娘と密かな不倫の末、知代子に離婚を切り出
す。何も疑わずに判を押した知代子は、後になって事実を知り、夫の裏切りと喪失感に激ヤセするも、親友の伊藤麻里子に励まされながら、人生をリセットするために素朴な住宅街、阿佐ヶ谷にマンションを買い、徒歩圏内のバー「ざらめ」に足繁く通うようになる。
そのバー「ざらめ」で斎藤晃司に出会った。斎藤は加藤彩香との別れ話のために「ざらめ」にやって来た。
その斎藤から連絡があり、二度目のデートで知代子は七年ぶりに出血を伴ってセカンドヴァージンを捨て、斎藤と深い仲になる。知代子は斎藤に恋心を感じた訳では無かった。ただ、還暦を過ぎているとはいえ中堅の会社を経営し、財力も見た目も悪くない女性慣れした斎藤との時間は心地良く、女として再び潤える自分が嬉しかった。
しかし、斎藤と肌を合わせた直後、元夫の妻の要望で、知代子はシンガポールのスコット店に赴任を余儀なくされた。
知代子は突然決まった海外転勤に戸惑いながらも、東南アジアに出張の多い斎藤との逢瀬を続けられることも手伝い、赴任者に与えられる、瀟洒な住まいを含む快適な生活に徐々に慣れていった。
その同じコンドミニアムのエレベーターで偶然ぶつかったアレックスは、知代子が店長を務めるスコット店のVIPである美しいミセス・チェンの親しい友人だった。誰もを振り向かせる美青年のアレックスはエレベーターで知代子にいきなり濃厚なキスをした。そして、知代子が娘とその恋人のために訪れたラッフルズホテルで再開し、ふたりは肉体関係を持った。
アレックスは日本人と台湾人のハーフで三十五歳、なぜか歳の離れている女性にしか興味を持たず、身体の繋がりだけを求めて、心の繋がりを否定する青年だ。知代子は彼の部屋でセックスと食事をするだけの関係を不毛だと感じながらも、彼の圧倒的な美しさと強烈な性の快楽にずるずると溺れて行った。
JINKE 小説大賞 テーマ①働く女性 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-13 16:27:18
121644文字
会話率:53%