王宮で働くメイドのエリーシアは、「夜になると王宮の書庫に白い幽霊が現れる」という噂を聞き、同僚にけしかけられ深夜の書庫へ行くことになる。しかしそこにいたのは幽霊ではなく、白銀の髪に淡い碧眼を持つ美しい青年だった。
青年の事が気になり夜な夜な
書庫に通う内に親しくなっていくが、実はその青年は三大公爵家の一つ、ウェイバースタイン公爵家の次期当主にして王国一と名高い天才騎士・リディオルその人で、更にはかなり女癖が悪く娼館に行っては誰彼構わず女性を抱いている酷い男だということを知ってしまい──。(✽印がついているエピソードには激しい性描写があります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-04 01:21:06
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会話率:35%