幼い頃、平民のシーマは『セシル』という名の公女に一目惚れをした。少しでも彼女に近づこうと、がむしゃらに勉強し図書館で古文書を翻訳する仕事に就いたシーマの前に、公子セシリウスが現れる。セシリア公女が『セシル』だと思い込んでいたシーマだったが、
実は兄のセシリウス公子が『セシル』だったのだ。穏やかで文武両道な美形公子と謳われるセシリウスの本性は、シーマを『俺の下僕』と言い切る鬼畜青年だった。
※完結していますが、続編や短編を不定期に連載しています。
※別カップルとして王太子と兄公子がいますが、プラトニックであり、現在どちらも妻帯しています。最終的には広義のハッピーエンドになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-28 22:23:14
77837文字
会話率:32%