いよいよ卒業の時期がきた。3年間通った阿佐ヶ谷第一高校ともお別れだ。丈二(じょうじ)と天野勇作(あまのゆうさく)、富岡香里(とみおかかおり)の3人は東京大学に見事合格し、丈二にはエンジニアとしての未来が開けてきた。そして吉田貴子(よしだた
かこ)は東京教育大学。滝原直美(たきはらなおみ)は慶応大学。藤島加奈子(ふじしまかなこ)は東京音楽大学に合格。バカ友たち4人は揃って一緒の私立大学に合格した。3年間共に机を並べて勉強してきたクラスメイトとも別れ、仲間たちはそれぞれ新しい道に向かって進むことになる。
そして春休み。丈二は優美(ゆうみ)とともに兵庫県赤穂(あこう)にある優美の実家を訪ね、優美の両親と優美の兄に優美との結婚の許しを得るときがきた。優美も丈二とともに北海道の札幌にある丈二の実家で、丈二の両親と姉の千鶴に、互いに結婚を前提とした付き合いをしていることを報告しなければならない。もちろん丈二の祖父の忠相(ただすけ)と祖母の安江(やすえ)の位牌にも報告をする。
祖父と祖母が後押しをしてくれたのか、優美も丈二もそれぞれの実家の両親や兄姉に(きょうだい)手放しで気に入られ、卒業式と4月の結婚式の日を待つだけになった。
そんなある日。丈二のスマホに、あの美しい人妻・佐々木絵美(ささきえみ)から電話がかかり、丈二と優美に至急会いたいといわれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-16 17:48:40
51490文字
会話率:36%
花と蛇と哲也(団鬼六先生の花と蛇のパロディーSМ小説です)
最終更新:2023-02-03 05:51:47
15033文字
会話率:37%
性体験に憧れて選んだのは、三枚目の馬場洋介くん。
祖母や母にも信用された人柄に安心できて、モヤモヤした青春の不満を解消してもらうことにしたのです。
恋愛感情を表に出さず、セックスを楽しむ馬場くんのお陰で慶応大学に進学できて、ますます男
を知ることになります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-13 11:00:00
3820文字
会話率:24%