その日、ゴミ捨て場の片隅で、誰にもその存在を知られることなくその命が尽きかけていました。
一人で死を迎えようとしていた時、私に手を差し伸べてくれたのは、今は滅ぼされたはずの、誰よりも愛を必要とする種族である悪魔族の伯爵、リアム様でした。
そして、初めて名前を与えてくれたのは、リアム様の養子のセシル兄様でした。
セシル兄様と、リアム様と、ずっと一緒に生きていけると思っていたのに………
アルファポリスで完結済みです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-27 22:00:05
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会話率:26%