リオガルド=ラグラスという世界がある。様々な種族が暮らす剣と魔法の世界だ。その世界には2000年前まで「大地の民」と「天空の民」という2つの民が存在した。「大地の民」は大地で生まれて育った者達の総称、「天空の民」は数多おわします神々によっ
て創られた者達の総称だ。かつて混沌を極めた大地を憂いて神々が作り上げた存在は大地の混乱を終息させてその姿を消した。
…というのがその世界での有名な伝説。でも、その世界はVRMMOとして日本で一時流行った「リオガルド戦記」というオンラインゲームだった。天空の民というのがプレイヤーたちのことで、プレイヤーの一人としてベータ時代からサービス終了までプレイし続けた女が一人いた。ゲーム内でもかなり有名なプレイヤーだった彼女は、サービス終了から半年後、不慮の事故で弟共々死んでしまう。あの世に行くはずだった魂を拾い、弟と他に男女1人ずつの計4人がリオガルド戦記の世界に落とされる。女同様に弟や他の2人も有名なプレイヤーでお互いに交流のあるプレイヤーだった彼女たちは神々の頼みを聞いてゲーム内で作って育てたキャラクターとして生きていくことを決意する。
ただし、女はゲームとリアルで逆の性別でプレイしていたうえに、選択していた種族が男しかいない種族だった。にも関わらず女として設定し直されてキャラの外見を男から女に変えられる。お気楽な女は気にせずゲームの世界で一緒に世界に降りた3人やゲーム世界での大地の民の友人たちと生きていく。
※恋愛要素やR18要素はなかなか出てきませんがそのうち出てきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-03 18:00:00
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会話率:58%