いにしえ、秋津と呼ばれる狩猟民と瑞穂と呼ばれる農民貴族が支配する大倭(おおわ)と言う国が有り、代々白鷗と言う名を名乗る王が治めていた。
天下大変の地震があり、それに伴う飢饉が続き、国中が荒れ果てていた。月出(ひたち)の国の守護、相馬小次郎の
地頭で過疎の田舎である坂東の江の戸(えのへ)を預かる風間晴明(かざまはるあき)と領民の娘、石室由良は炊き出しを機に夫婦になった。
二人は守護、相馬小次郎の求めで都に上り白鷗の都病を治す事になったが、治す条件として、国から餓死するものを無くす政治を白鷗に求めた。由良の影響で白鷗は善政をしくようになったが、利権を失いかけた関白たちの反撃に遭い弑される。由良は傾国の魔女と呼ばれ晴明と共に坂東へ戻ったところを関白の軍に殺され想いを重ね殺生石となる。
玉藻の前 物語完結編折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-21 18:22:45
31428文字
会話率:46%
いにしえ、秋津と呼ばれる狩猟民と瑞穂と呼ばれる農民貴族が支配する大倭(おおわ)と言う国が有り、代々白鷗と言う名を名乗る王が治めていた。
天下大変の地震があり、それに伴う飢饉が続き、国中が荒れ果てていた。月出(ひたち)の国の守護、相馬小次郎の
地頭で過疎の田舎である坂東の江の戸(えのへ)を預かる風間晴明(かざまはるあき)と領民の娘、石室由良は炊き出しを機に夫婦になった。
二人は守護、相馬小次郎の求めで都に上り白鷗の都病を治す事になったが、治す条件として、国から餓死するものを無くす政治を白鷗に求めた。由良の影響で白鷗は善政をしくようになったが、利権を失いかけた関白たちの反撃に遭い弑される。由良は傾国の魔女と呼ばれ晴明と共に坂東へ戻ったところを関白の軍に殺され想いを重ね殺生石となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-21 18:16:11
51881文字
会話率:49%