気づけば、また知らない世界にいた。
死ぬたびに、違う名前、違う姿、違う世界。
けれど、なぜか胸の奥には、何かを忘れているような喪失感が残っていた。
荒れ果てた世界、飢えに満ちた世界、争いの絶えない世界――
幾つもの生を繰り返しながら、彼
は“誰かを守りたい”という想いだけを抱き続ける。
転生の果てに、彼が辿り着くものとは。
これは、魂の奥底に宿った“願い”が、いくつもの世界を超えてつながっていく、ひとつの旅の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 00:12:23
1123文字
会話率:8%