「当り前のように生きる事が出来なかったから、だから産んでくれて有難うと命を讃えて皆に感謝したいんだ。俺は誕生日は祝われるものではなく祝うものとしている」
10月16日は義弟の誕生日。「生まれてきてくれて有難う」と祝福したい義兄の海輝と
誕生
日は祝われるより、「生かしてくれて有難う」と周囲に感謝し祝福したい義弟の錦。
「生まれてきてくれて有難う」
―――ただ、その一言を君に贈りたい。
「側にいてくれて有難う」
―――ただ、この一言をお前に伝えたい。
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誕生日を一緒に過ごすはずが、予想外な出来事に海輝は約束を破ることとなる。
価値観の違いと、錦の思考回路に完全敗北する海輝の話です。
◇楽園に潜む蛇シリーズ番外編
◇時系列的に【君と過ごした夏休み】の二か月後の10月。
【ペテン師は目を見て嘘を吐く】の前あたり。
◇包容力高めの攻め×クールなお子様受け
◇オニショタ要素有り
◇義弟が可愛すぎてちょい下種状態の義兄と、不屈の精神力を持つ義弟
*カテゴリ選択の関係で18禁となっておりますが、性描写はありません*
*錦の年齢と学年の矛盾に関しては最終話にて触れます
◇2017-05-28 sun執筆。
オリジナルBLサイトにて、投稿中の小説となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-19 22:00:00
28007文字
会話率:28%