画面上で見たことがある光景が今実際に起きている。
この場面は見たことがある。
今の『僕』ではなく、以前『俺』だった記憶。
今の『僕』よりずっと大人だった『俺』。
『僕』の頭の中に以前『俺』だった記憶が一気によみがえり、頭の中で『俺』の記憶が
暴走した。
あるシーンが『俺』を苦しめる。
そのシーンは『僕』を絶望させる。
『俺』の記憶が正しければ数年後不慮の事故で『僕』はいなくなる。
この事故は『僕』の身勝手によるもの。
あと数年後に起こる不慮の事故の回避をしたい。
幸い『僕』には『俺』の記憶がある。
『僕』と『俺』どちらも消えたくないし消したくもない。
短編として投稿していましたが、1から7まで投稿したら最早短編ではないと常々思っておりました。
5歳から10歳編までは短編として、これからの話は連載として投稿します。
初めて読まれる方がおりましたら、1から7の短編を先にお読みになってから、こちらの連載版を読んで頂けたらと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 07:45:36
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会話率:25%