女騎士シンディは、誰もが認める才女だ。
しかし、その評価は今でこそ。男児を望んだ父親は彼女を認めず、反骨のバネとして鍛え磨いた27年。幾たびの戦で功を立て、果ては騎士隊の1つを任せられるまでになる。
そんなある日、彼女に勅命が届い
た。
さる高名な貴族の館にて、命狙われる少年の護衛をすること。自分に任せられるほどの任務なら、相応の事情があるのだろう。そう思って館を訪れ、半日もせず間違いと知る。
『この人が僕のお嫁さんなんだねっ。じゃ、早速子作りしようか』
――――家族を人質に取られ、シンディは幼い男児に毎日犯される。
そしてこの日誌は、彼女の理性が遺した数少ない記録だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 11:48:00
9105文字
会話率:36%