ーーー六歳の頃、ふらりとコンサバトリーに現れたエウラリア。アッシュブロンドの艶めく髪に翡翠の瞳をした彼女は僕らしくある事、そして愛を教えてくれた。美しい人、愛しい人。
僕がずっと求めているのはエウラリア、ただ一人。
ーーー僕の姉と僕の姉を溺
愛している先輩。二人の幸せを願っている僕は、このまま何もなかったことになんて出来ない。
だって二人は、何もしてないのに。
短編『年下のあなたの嘘のほんとう』の男の子たち視点です。こちらをお読みいただくと更に分かりやすいと思います。
※ややBLを思わせる表現があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 09:00:00
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会話率:43%