中澤真澄(なかざわ ますみ)は、女癖がよろしくないと評判の人気作家だ。その性癖の所為で担当を降りた女性編集者の代わりに真澄の担当となった八重樫 蓮(やえがし れん)は、「担当編集者は女性がいい」との真澄の要望を躱すうち、話の流れで真澄と飲み
に行くことになったのだけれど、二軒目で酔い潰れてしまい――――。
小説家×編集者。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-02 17:31:42
63523文字
会話率:57%
子どものころから本を読むのが好きだった僕は現在、念願かなって出版社に勤務している。
入社してすぐの三年間は営業部で鍛えられ、そのあとは青年漫画誌・ハーレクイン小説・TLコミックと一年ごとに所属する編集部を転々と移してきた。
去年からは三十歳
代以下の若い大人読者をメインターゲットとする恋愛エンタメ小説レーベル「ノベル・ブリスク」の編集部に籍を置いている。
『ふんわり・ほんわり・ぴゅあっ×2』という、発案者と賛同者のセンスはどうかしているとしか思えないキャッチコピーとともに、五年前に産声をあげたこの編集部で働く僕は今、四人の変態を飼っている――。
編集部で働く「僕」ことホヤマくんと、彼が担当している四人のちょっぴり(?)変態な小説家たちとのお話。
不定期更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-05 20:00:00
11006文字
会話率:27%