伝説の双剣は巡りあい、宿命の歯車が軋みをあげる--。
大陸の東と西が交差する帝国・奥尔罕(オルハン)。
双極剣の遣い手、璃凜は母の名である藍那を名乗り、帝都の色街紅籠(ヴェロ)街で用心棒を勤めていた。そして雇われ先の金亀楼で、記憶を失った青
年、紫園と出会う。
卓越した剣の腕と清らかな心を持つ紫園にいつしか惹かれる藍那。しかし運命は彼らを血塗られた悲劇へと導くのであった。
第二部から本家にお引っ越しします。こちらは第一部で完結します。
1/3 表紙絵追加しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-18 16:53:25
256180文字
会話率:39%